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神戸市中央区下山手通3-13-9 TEL078(333)1441


症例写真

 保険で使用される金属は政府により規定されたもので、身体に為害性が
あると考えられる材料を含むため、金属アレルギーの原因となったり、歯肉
退縮を急激に進行させたりする場合があります。また、たとえ保険外の補
綴物であっても、歯科医師の考え方の違いや異様に値段が安い場合に
は、低カラット金合金あるいは卑金属類を使用している場合があります。

 当院では、生体親和性の良い審美性の高いオールセラミックによる治療
を目指し、また金属を使用する場合は、基本的に身体への親和性が高いと
される高カラット金合金を使用し、口腔内並びに身体への悪影響を極力排
除する事を考慮しています。

 下図の症例写真の歯肉の状態をご覧いただいて、ブラッシングが重要な
ことは当然ですが、それ以外にもいかに使用する材料によって歯肉に変化
が生じているかについても注目してください。


1.セラミック冠(メタルボンド・陶剤焼付鋳造冠)を応用した審美治療

A、セラミック冠で治療した症例(上顎前歯部4本のみ治療)
切歯2本は神経のない無髄歯の為、徐々に変色をきたしていました。左右の側切歯は
保険のプラスチック前装冠です。表面がプラスチックの為時間の経過と共に材料が徐々
に劣化して変色をきたしています(下左図)。ひどい場合には削れて裏打ちの金属が見
えてくることもあります。

歯肉状態の改善をはかり、十分なるブラッシングができるようになった後、それらをセラ
ミック冠で修復しました。

B、部分矯正の後、セラミック冠で治療した症例(上顎前歯部のみ治療)

奥歯のかみ合わせは比較的問題なかったので上の主訴のみ治療。上の前歯を治療す
ることによって下の前歯も自然に良い位置に移動しました。歯並びを改善することにって
歯肉状態も改善されたことに注目してください。

C、部分矯正の後、セラミック冠で治療した症例(上下6本前歯部)

左上側切歯(↓)が口蓋側(内面方向)に強く傾斜して、術前では根面板(根に金属の蓋
がしてある状態)で、上の前歯部はブリッジの状態でした。その歯を唇側に引き出して1
歯ずつ独立した状態にし、セラミック冠を装着しました。歯磨きが容易になったので歯肉
状態が改善され、きれいなピンク色を呈しています。


2.根管治療

不十分な根管(神経の通っていた管)治療が原因で右下の顎が腫れています。(↑病巣
が極めて大きい)


当初は抜歯を考慮しました(上左図)が、根の治療を丁寧に行うことによって、半年後に
はほぼ問題の無い程度(上右図)にまで骨が修復され十分に機能が回復されました。


3.低位咬合の改善

部分的な治療を希望するあまり、繰り返し不適切な治療を受ける結果となり、臼歯部で
のかみ合わせが極端に低くなりすぎて、下の前歯が上の前歯に突き上げるようになる症
例をよく見かけます。このような場合、審美的な問題はもちろんの事、顎関節の諸症状
そして耳鳴りや肩こり等の身体的な諸症状を誘発する場合があります。

A、歯周病が進行している上に、低位咬合による前歯部での突き上げ接触が起こり、前
歯がグラグラの状態でした

奥歯のかみ合わせを挙上して、前歯部での接触をなくし、歯周病の治療に専念した結
果、歯の動揺が収まり、最終補綴物を装着することにより審美状態が改善されました。

B、不適切な補綴治療によって低位咬合が生じ、審美的にも問題がありますが、耳鳴り、
肩こり等の身体的諸症状の誘発が懸念されました。

上顎を左右理想平面にあわせた後、下顎の臼歯部を仮歯を用いて徐々に上げて理想
状態にし、しばらくの間身体的な諸症状が出現しないか確認した後、最終補綴物を装着
しました。


4.部分矯正

上下顎の第二大臼歯は虫歯になって神経がしんだ場合、根管治療が大変困難で根尖
病巣やのう胞が生じやすい場所です。下の写真は第二大臼歯が保存困難のため抜歯
になり、そのままだと相対する歯が歯の無い所に挺出してくるので、通常は延長ブリッジ
や部分入れ歯等になるのですが、親知らずを有効利用し矯正移動させた症例です。


上の写真は埋っていた親知らずを切開して歯冠部をだし、移動させた症例です。


下の親知らずを移動させた症例です。下顎の大臼歯の移動は時間がかかります。


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